社団法人 中川法人会  
HOME  個人情報の取り扱いについて リンク集

中川法人会について概要あゆみ事業報告入会案内情報公開 活動内容支部の活動青年部会の活動女性部会の活動今後の予定 情報特集税務関連情報中川法人会だよりビデオライブラリー


  企業訪問 活動計画
戻るボタン
10.有限会社 フィレンツェ

高のケーキと最高の笑顔を

地域に密着したケーキ屋さんとして親しまれているフィレンツェ。今年で22年の歴史を誇り、店舗も順調に増え続けている。いかに愛されてきたかがわかる。今回は小島社長にその秘訣を伺った。



代表取締役 小島佑助 氏
 
 
■会社概要
名称
有限会社 フィレンツェ
フィレンツェ  高畑店 TEL052-351-1318
  名古屋市中川区荒子1-194 
 岩塚店 TEL052-412-6518
  名古屋市中村区豊国通6−45
 かの里店 TEL052-301-3655
  名古屋市中川区供米田2−1106
 大治店
  海部郡大治町三本木柳原114
クオレ  本 店 TEL052-351-6448
  名古屋市中川区荒子1-113
 名古屋丸栄店 TEL052-264-6582
  名古屋市中区栄3-3-1 B1

ケーキ屋は遊ぶ所

 閑静な住宅街の中、あおなみ線の荒子駅からほど近いところにある、チョコレートカフェ
 クオレで今回はお話を伺った。倉庫を改装したというその建物は周囲の日常から切り離されているようにも見える特別な空間。
 残暑がまだ厳しい9月の、しかし秋の始まりを予感させる幾分柔らかくなった午後の光の差し込む明るい店内。開放感のある高い天井と、適度なざわめきが作り出すリラックスした雰囲気。眺めているだけで楽しい気分にさせる、ショーケースを彩るたくさんの種類のチョコレート。その甘い香りが店内を満たす。
 「洋菓子はイメージが大事なんです。ケーキ屋というのは遊ぶところなんです」
 学生時代にラグビーで鍛えた、という大きな体の小島社長が語る。
「父が六番町で『中村屋』という和菓子と洋菓子の両方を扱う店をやってまして。そこに入ったのがきっかけです。昭和57年頃のことです。その後、洋菓子部門だけを高畑に移しました。それがフィレンツェです。昭和58年11月でしたから、今年で22周年ということになります」
 店を始めた当初は地下鉄の高畑駅もできたばかりで、周囲には何もなかったという。
 「父の店が夜12時まで営業していたものですから。仕事が終わってから行ける建築屋が1件しかなかったんです。そこから『いい物件があるんですけれど』と連絡があって、行ってみたら田んぼの真ん中でした(笑)。それが今の高畑のお店です。最初は区役所ができることなどは全然知らなかった。こういうふうになるなんてね。あおなみ線も開通したし、ラッキーでした」
 そんな始まりだったフィレンツェも今は4店舗になった。他にもチョコレート専門店のクオレ、焼き菓子のマエストロなどバリエーションも豊富だ。

こだわりが生み出すアイデア

 「当初はセントラルキッチン方式とでも言いますか、高畑店で集中してお菓子を作っていたんですよ。ケーキを冷凍できる急速冷蔵庫が開発されたということもあったし、各店舗がそんなに離れているわけでもないですから、配送もそれほど難しくはない。それでもやっぱり冷凍すると味が落ちてしまう。タルトの生地が微妙に硬くなってしまう。そういった職人の意見も参考にしながらいろいろ考えて、結局各店で作ろうということになりました。はじめはどの店でも同じ商品を売ろうと思っていたのですが、一度、実験的にかの里店でサイズや値段を変えて小さなケーキを売り出してみたんです。そうしたらそれがなかなか好評だった。ではこの方法でいこう、ということになりました。現在では各店で商品名が一緒なら価格は一緒、という原則でやっています」 この方法だと、それぞれの店舗が比較的近くにあるということも決して不利にはならない。
 「私はケーキの商圏というのを限りなく小さく考えています。現在フィレンツェが4店舗あるのですが、その商圏は少しずつ重なっているのです。重なっているけれど、商品は少しずつ違っている。フィレンツェは4店舗まわると、4店のケーキ屋に行ったのと同じことになるのです。
 焼き菓子は同じ、チョコレートも同じ、でも生ケーキは各店舗によって違っています。
 たとえばどの店でも『モンブラン』という名前なら値段は一緒だけれども、内容が全然違う。クリームとかスポンジの配合、飾りつけももちろん」
 いたずらっぽく社長が笑う。
 「そうすると、どの店のモンブランが一番売れたか、それぞれの店で競うようなことにもなるんです。あそこの店のモンブランが一番売れたから、真似してもいいよ、なんて言うんですけれど。まあ真似しませんよね。意地がありますから。全店で共通なのはバースデーケーキくらい。それも見た目が一緒なだけで、配合は店によって多少違うんですけれどね」

店を支える人・気持ち

 ウチは私に技術がないものですから、フィレンツェとしての『顔』がないんですね。だから職人が変われば味が変わる。つまりフィレンツェという店の中に、そこのチーフの店がある、といったような感覚でやっています。チーフと名の付いた職人だけがプロなんですが、彼らがどういうふうに成長してきたか、まさしく千差万別です。それだけ味に広がりも出るということ。彼らの責任で自由にやれ、と言ってあります。そんな店はないものですから最初はものすごく戸惑うんですね。普通は規格があって、それに沿って作るものですから」
 店を支えるのは人だ、と社長は繰り返す。
 「人材が一番の悩みですね。いい人材をどうやって確保するのか。たとえば、本屋に行けばたくさんのレシピ本が出てる。その通りに作れば誰でもおいしいケーキが作れるんですよ。ケーキ屋もたくさんある。どのケーキ屋でもおいしいんですよ。すごく。だからその中でも、もっとおいしいものを作りたい、店を繁盛させたい、そういう気持ちを持つことが大事だと思います」



フィレンツェ高畑店


クオレ本店










開放感あふれる明るい店内
 




Copyright(C)社団法人 中川法人会