社団法人 中川法人会  
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平成23年度 事業報告
謌サ繧九・繧ソ繝ウ

 地域貢献事業
第5回中学生サッカー大会 あおなみカップ2011 決勝トーナメント

開催日
会 場

出場校

平成24年3月28日(水)
名古屋市港サッカー場
19校(中川区/11校 ・ 港区/8校)
決勝トーナメント出場校 南陽中学校・八幡中学校・港南中学校・供米田中学校

 
優勝 南陽中学校 準優勝 港南中学校


第66回 東海法人会連合会大会 研究発表

開催日
会 場
平成24年3月7日(水)
ウェスティンナゴヤキャッスル


第66回 東海法人会連合会大会 研究発表 ( ← 大会ページもご覧ください )



名古屋市内法人会合同講演会 「新たな日本の針路を考える」

開催日
会 場
講 師
平成24年2月21日(火)
中京大学文化市民会館 オーロラホール
手嶋 龍一 氏 (外交ジャーナリスト 作家)


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新春講演会 「世界経済の行方」

開催日
会 場
講 師
平成24年1月17日(火)
名古屋国際ホテル
水野 和夫 氏 (内閣府大臣官房審議官)




経営研究会 第14回総会

開催日
会 場
平成24年1月17日(火)
名古屋国際ホテル

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 地域貢献事業
第18回小学生サッカー大会 あおなみカップ2011

開催日
会 場

出場校
平成23年12月3日(土)~4日(日)
名古屋市港サッカー場
43校 (中川区23校/25校・港区20校/20校)


青年部会 あおなみカップ プロジェクトリーダー 高山 信一

地元中川区、港区の冬の風物詩として定着した小学生サッカー大会『あおなみカップ』も今年で18回目となりました。
 大会規模の関係で72チームの受け入れが上限の中、今年度は、過去最高の82チームの申込がありました。例年は抽選にてチーム数の調整をして参りましたが、今年は大会ポスターの応募枚数に連動してチーム数の受け入れを決定する方法とさせて頂いたところ、大会ポスターの応募に関しましても、896枚という未曾有の枚数の応募がありました。
 大会初日土曜日は、前夜からの雨の影響で開催も危ぶまれるほど関係者一同やきもきしながらでのスタートとなりました。開会式も、選手への影響を配慮し各チームキャプテンのみ参列して執り行う次第でしたが、試合の開始と共に選手の熱いプレーの影響か、徐々に雨も上がり、晴れ間は出ないものの比較的暖かい一日の中、予選リーグ72試合を行いました。但し、サブグランドの方は、雨の影響でグランドコンディションが悪く、試合をさせるには、やや過酷なコンディションでした。
 大会二日目は前日と打って変わり、冬晴れの中、寒さを吹き飛ばすような熱戦の決勝トーナメントが繰り広げられました。特に決勝戦は、『あおなみカップ』史上初のPK戦となり、双方共、力を出し切った試合で大会は幕を閉じました。
 例年好評のとん汁サービスも行い、東日本大震災への寄付の為、ご観覧ご父兄のご負担を100円値上げ致しましたが、皆様から多くのご理解とご協力を頂きました。又、小学生税金クイズも、今年はあおなみカップ専用ホームページを活用する試みを行い、且つ、とん汁券との連動で約1000名の生徒が参加致しました。
 今年度も、名古屋市教育委員会を始め、あおなみ線、スポーツDEPO、中日新聞販売店のご後援、ご協賛を頂き、又、テレビ愛知『イナズマイレブン』上演イベントや名古屋オーシャンズイベント、スターキャットTVの取材も行われる等、多くの皆様方に支えられて、本会、女性部会、青年部会一丸となって大会を終えたことをご報告させて頂きます。

優 勝 五反田小学校Aチーム 準優勝 荒子小学校Aチーム 3 位 千音寺小学校Aチーム
12月1日 倉庫から資材搬出 12月2日 港サッカー場へ資材搬入→セッティング
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 地域貢献事業
港区区民まつり

開催日
会 場
平成23年11月3日(木)
名古屋港ガーデン埠頭

 港区区民まつり『みなと遊友フェスタ2011』が、名古屋港ガーデン埠頭つどいの広場一帯で開かれ、大勢の区民でにぎわいました。中川法人会では中川・港税務連絡協議会の一員として参加し、税務相談会への案内、各種税のパンフレット等の配布及び法人会のPRに努めました。


 地域貢献事業
中川区区民まつり

開催日
会 場
平成23年10月23日(日)
富田公園

 本年度の中川区区民まつりは富田公園にて開催されました。ステージ発表や模擬店など多彩な催しに大勢の家族連れなどが繰り出して秋の休日を楽しみました。公園内には福祉団体や区内の各種団体が出店した模擬店が軒を連ね、大盛況でした。中川税務署からは三浦元幸署長他関係者が参加され、中川法人会では中川・港税務連絡協議会の一員として参加し、各種税のパンフレット等を配布するとともに、中川法人会のPRにも努め、有意義な一日となりました。


新入社員マナー研修会

開催日
会 場
講 師
平成23年10月5日(水)
名古屋港湾会館
元ANA客室乗務員 榊原 陽子 先


身だしなみ

 良い第一印象を与えるためには見た目、つまり「身だしなみ」を整えましょう。「身だしなみ」の三原則は「清潔感」「機能的」「調和」です。
 「身だしなみ」は様々な年代、価値観の人に受け入れてもらうために必要なことです。また、周りとの調和も大切です。自分の好きな装いを楽しむ「おしゃれ」とは違います。

姿勢を正しく

 基本姿勢は、「足は揃えて立つ」「重心は土踏まずに置く」「足の上に腰、その上に肩、その上に首がのる」「頭の上から一本の糸で吊られているようなイメージで立つ(背筋を伸ばす)」です。姿勢には気持ちや人柄、生き方が表れます。姿勢が良いと、人としてきちんとした印象を持たれ、信頼感や安心感につながります。

視線の向きに注意

 視線が定まらず、キョロキョロしていると、落ち着きのない印象になります。また、上目づかいは疑っている、または自信がない印象。下目づかいは傲慢な印象を与えます。

あいさつは自分から

 あいさつは、さわやかな笑顔と明るい声で自分から行うようにしましょう。相手の目を見ることも忘れてはいけません。目をそらして挨拶をすると、かえって相手に不信感を与えることになります。お辞儀をそえるとより丁寧で品のある印象を与えることができます。

 このほかにも、この場で紹介しきれないほどたくさんのマナーについてのためになるお話を聞かせていただきました。ベテラン社員の方にも新しい発見もあったのではないでしょうか。
 次回も是非、社員の研修などにご利用いただければと思います。



初級簿記講習会

開催日
会 場
講 師
平成23年9月7日(水)~9月29日(木)
名古屋港湾会館
若松優佳 先生


 始めに事業委員会の渡辺委員長より、当日から8回にわたって開催される中川法人会主催、簿記講習会の参加者に対し、「松下幸之助翁の話として、経営にはそろばん勘定と人間勘定の二つのバランスが大切であり、そろばん勘定は今回の簿記講習で勉強して頂き、それとここにご参加の皆様と先生とのコミュニケーションで人間勘定も勉強して頂き、両方の勘定の勉強をして下さい」とお話されました。そして、当日よりの簿記研修は、若松優佳先生に指導して頂きます、とご紹介されました。
 最終日には渡辺事業委員長より修了証書がお一人お一人に渡されました。
 今後も年一回、簿記講習を開催する予定ですので、新人の研修に、現在経理に携わっておられる方の再教育にお役立て下さい。



 地域貢献事業
第13回 にっぽんど真ん中祭り 中川・かぶきもん祭

開催日
会 場
参加者
来場者
平成23年8月28日(日)
荒子公園
設営:20名  当日:41名

3万5千人


青年部会 鈴木委員会 委員長 鈴木 健介

 今年のど真ん中祭り(以下、どまつり)のテーマは“中川法人会のPR”です、一人でも多くの方に中川法人会のことを知ってもらう事を目標に企画を考えてきました。
 ブースにおいては子供向け目玉企画、気軽に参加できる景品つきアンケート、飲食販売、ブース外では会場メインステージ進行そして有志の皆さんでの総踊り参加と盛りだくさんの企画でお祭りを迎えることになりました。
 当日は、小雨のぱらつくイヤ~な雰囲気のスタートでしたが、天候も回復し“かぶきもん会場”内も時間の経過と共に来場者が増していきます。
 さて、我らが中川法人会ブースも例外ではなく、当初はコケ気味だったザリガニ釣り、飲食コーナーも会場内の熱気が増すにつれブース全体が多くのお客さんで賑わうようになりました。アンケート・風船コーナーでも親子連れを中心に賑わい、景品のロゴ入りウチワ・風船を手にする方を会場内で多く見かけるようになりました。一方、ステージ進行サポートでは、法人会スタッフがステージに穴を空けまいと広い会場内を走り回り、参加チームの誘導をキッチリこなしていきます。三回の総踊りでは皆さん日頃の練習の成果を出すべく思いっきり踊って頂きました。
 今回、法人会メンバーの皆さんが一丸となってブース、お祭りを盛り上げて頂きました。これを機にメンバー同士の絆もより深まったのではないでしょうか。
 最後に暑い中、前日設営・当日とスタッフとしてご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。


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 地域貢献活動
第56回 中川金魚まつり


青年部会 鈴木委員会 委員長 鈴木 健介

 7月23日(土)第56回中川金魚まつりが開催されました。恒例の神輿は見送られましたが、神輿がないなら踊りで法人会をPRしようということで、最終プログラムの総踊りに我らが中川法人会青年部の有志も参加させて頂きました。多くのお客さんが注目する中で踊りも大盛り上がりとなり、お祭りを締めくくりました。


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 地域貢献事業  女性部会主催
七夕『おり姫コンサ-ト』

開催日
会 場
平成23年7月7日(木)
名古屋掖済会病院 救命救急センター4階ホール


 涂善祥さん(中国琵琶)、矢野るみさん(ソプラノ歌手)、マリ・リーさん(ピアノ)による『おり姫コンサート』が開催されました。最初に東北大震災で被災された方々のために鎮魂の意味を込めて「アベマリア」、次に「天山山脈の春」を奏でて下さいました。矢野るみさんの流麗なボイスで「この道」(山田耕作)、「初恋」(北原白秋)。会場中を別世界へと導いて下さいました。
 ピアノのマリ・リーさんの、ショパンの「幻想」は美しい美しい調べでした。会場にある大きな七夕の笹が3人のコンサートで踊っているようでした。
 患者さんも体調の良し悪しもあると思いますが、病室から一歩踏み出して、一人でも多くの方が聴いて下さると良いのになあと思いました。
 今年は有志で車椅子を寄贈いたしました。中川法人会女性部会の一会員としまして、七夕コンサートは有意義な行事です。年間行事もこれであと半分の節目です。今後も行事を一つ一つ大切に参加していきたいと思いました。


女性部会有志により車椅子を寄贈
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第30回通常総会

林 謙治 会長

日 時/平成23年5月20日(金) 15時30分~
会 場/ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋


総会の様子

中川税務署長 加藤 治男 氏


平成23年度 女性部会部会長 吉村 文甫 氏


平成23年度 青年部会部会長 森 宏之 氏



表彰状等受賞者名簿
会員加入勧奨表彰状
露橋支部 愛知支部 八幡支部
篠原支部 昭和橋支部 中島支部
富田支部 大手支部 南陽支部


役員表彰状
㈱いろは(八熊支部) 東海交通㈱(八熊支部)
㈲田谷住建(富田支部) 黒田メカメタル㈱(小碓成章支部)
東工㈱(小碓成章支部) 大正ショッピング㈱(大手支部)
㈲大手鉄工所(大手支部) ㈲竹村工業(明徳支部)
㈱毎日リネンサプライ(高木支部)


感 謝 状
理事 鈴木 和雄 (副会長)
理事 林  朋己
理事 高山 信一 (平成22年度 青年部会部会長)




(社)中川法人会会長 感謝状
(大同生命保険株式会社)
大日方 美奈 村上 松美 野田 光江

(アメリカンファミリー生命保険会社)
平野 惠正



懇親会の様子

林 謙治 会長



中川・港納税貯蓄組合連合会 会長 八木 康太 氏



愛知県法人会連合会 専務理事 吉野 修進 氏




 
懇親会の様子



































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第30回通常総会 講演会

村田 晃嗣 (むらた こうじ) 氏


演 題   「激動する世界情勢と日本の課題」
講 師  同志社大学法学部教授 村田 晃嗣(むらた こうじ)氏
プロフィール

1964年7月13日生れ 兵庫県神戸市出身
国際政治学者、同志社大学法学部教授。法学部長。専攻はアメリカ外交、安全保障政策の研究。
同志社大学では麻田貞雄、神戸大学大学院では木村修三に師事した。学術活動の他、一般月刊誌、新聞紙上への主張の掲載に加え、『朝まで生テレビ』などTV等でも積極的に発言している。朝日放送番組審議会委員。京都経済同友会特別会員。衆参両院の憲法調査会参考人も務めた。





「災前」と「災後」

 去る3月11日の東日本大震災は、日本の社会と経済に大変な影響を与えようとしています。首都圏でも直接被災したところもあります。東京より東の方々と、そうでない我々とは、今回の震災についての感じ方が随分違うのではないかなと思います。
 私ども関西人は、16年前、1995年1月17日の阪神淡路大震災を経験しておりますが、被害の規模・程度において、今回の方が遥かに深刻です。
 阪神淡路大震災で要した復興費用の総額は5兆円でした。東日本大震災からの復興にどれだけのお金がかかるのか、まだわかりませんけれど、今の段階での政府の試算では25兆円と言われています。
 阪神淡路大震災の時には、実際に壊滅的なダメージを受けたのは、私の故郷でもある神戸で、大阪や京都はほとんど無傷でした。今回の震災は、それに比べ遥かに広域に被害を出しています。
 日本のターニングポインとして最も大きなものは、1945年8月15日です。その日以来、日本人は、日本の歴史を「戦前」と「戦後」に分けてきました。
 ところが今、多くの学者が、2011年3月11日の地震の以前と以降、「災前」「災後」という新たな時期区分を持つのではないかという指摘をしています。つまり、今回の震災は敗戦に匹敵するほどの大きな社会的・歴史的なインパクトを持つことになるのではないか、というのです。

2012年は激動の年

 確かに、今回の震災では世界中から支援の手が差し伸べられました。世界中も日本の状況に同情は示しています。しかしながら、世界は日本を中心に動いているわけではありません。日本にとって、もしかしたら時計の針は3月11日で止まっているかもしれないけれど、世界の時計の針は刻々と動いています。
 来年、2012年という年が、国際政治、とりわけ日本をとりまく東アジアにとって極めて重要な年になります。我々は、震災からの復興に全力を挙げなくてはなりませんが、世界は2012年の大きな変動を前提にして動いているということを、知らなければなりません。私たちは、もっと世界に目を向けなければならないのです。
 2012年に世界でどんなことがあるのか?11月6日にはアメリカで大統領選挙があります。しかし経済状況が厳しく、オバマの再選は簡単なことではありません。
 ただ、オバマにとって不幸中の幸いなのは、野党である共和党に見るべき有力なライバルが今の所いないということです。しかし今後共和党に彗星のようにスーパースターが現れないとも限りません。もしかしたら、来年アメリカの大統領が変わるかもしれません。
 確かに今、アメリカは日本に協力しようとしているし、日本に同情をもっているけれど、これから来年11月に向けて、アメリカの政治はどんどん内向きになっていくということです。全ては11月の大統領選挙を中心に動きます。そのことを前提にして我々は行動をしなくてはなりません。
 それだけではありません。来年はロシアでも大統領選挙が行われます。今年の年末にはロシア議会で選挙が行われ、来年3月には大統領選挙が行われます。
 メドベージェフ大統領が再選されるのか、それとも、プーチン首相が大統領にカムバックするのか。そしてそのことが、日本にとって非常に関心の高い北方領土問題にどういう影響を与えるのでしょうか?
 しかし、まだまだあるのです。来年は中国で国家主席が交代します。胡錦濤国家主席が来年退任して、習近平副主席が昇格することが事実上決まっています。
 他にもあります。 2012年には、日本にとって大変重要な隣人である韓国でも大統領選挙が行われます。韓国の大統領は1期5年しか務めることができません。従って、李明博大統領は、来年必ず退陣します。次の韓国の大統領が、今の大統領のように、比較的日本との関係を大事に考えるのか、アメリカとの同盟関係を大事に考えるのか、そうでないのかによって東アジアの国際政治のあり方は大きく変わってきます。
 さらに台湾でも総統選挙があるのです。
 世界中が2012年の変化を念頭において外交を行っているのです。そのことを念頭に置かすに動いているのは日本だけ、ということです。この激動というものをどれだけ理解し、それに対してどのような準備ができるかを考えなくてはなりません。

恐るべきパワーシフト

 より長期的な動きに目を向けましょう。
 去年日本の国民総生産(GDP)が中国に抜かれました。日本はもはや世界第二の経済大国ではありません。日本が世界第二の経済大国になったのは、1968年のことです。当時の西ドイツを抜いて、日本は世界第二の経済大国になりました。それから40年あまりでその地位を失いました。一つ間違いなく言えるのは、日本が世界第二の経済大国になることは二度とない、ということです。
 予測によると2020年には、中国のGDPは日本の2倍になるとされています。そして、インドのGDPが日本に迫るか、追い抜く勢いになっています。つまり、日本は現在世界第三の経済大国ですが、この地位もあと10年前後しか維持できないということなのです。
 2025年、中国のGDPはアメリカを抜き、世界一の経済大国になります。そして、2030年には、中国一国で世界全体の富のほぼ4分の1を占めるようになると言われています。その時、アメリカのシェアは17%、日本に至っては、5.8%にすぎません。20年後の世界では、アメリカと日本のGDPを足しても、中国にかなわないのです。恐るべきパワーシフトが今起ころうとしています。
 もっと先の話です。 2050年はどうなっているでしょうか。
 去年の暮れに国連人口基金というところが予測を出しました。それによると、日本の人口は1億500万人になっています。つまりこの40年問にほぼ2000万人が減ることになります。急激な人口減少が日本を襲います。おそらく人類の歴史の中で、これほど急速かつ大規模に人口を失う例は他にないでしょう。
 今日本は深刻な少子高齢化に苦しんでいます。
 ただ、豊かになる社会は必ず少子化するのです。これは古今東西を問いません。日本も例外ではありませんでした。
 日本が経験した苦しみは、時差を伴って、後を追う国も必ず経験します。20年後か30年後か、あるいは40年後かはわかりませんが、中国も間違いなく日本と同じように、しかし、はるかに大規模で深刻な少子高齢化を迎えます。
 中国の少子高齢化が止められない理由のひとつに、30年にわたって「1人っ子政策」をとってきたことが挙げられます。このことが中国の人口構成を極めていびつなものにしています。日本とは違い、中国では社会保障もセーフティネットもありません。それが少子高齢化に対し、どれほどの経済的・社会的・政治的な大混乱を引き起こすでしょうか。今の中国依存の日本経済、この一貫性のない日本の外交、不安定な日本の内政があと10年20年と続けば、やがてその先にやって来る中国発の大混乱に、ブラックホールに吸い込まれるように、日本は巻き込まれてしまうでしょう。もちろんそうであってはなりません。

これからの日本の課題

 長期的に日本が取り組まなくてはならない課題があります。まず第一に、なんと言ってもこの国はもう一度人材を養成しなくてはなりません。リーダーを育成しなくてはならない。
日本には天然資源はありません。この国にある資源は人だけです。その人材が今不足しているのです。
 政界で、財界で、学会で、言論界で、ありとあらゆるところで人材が不足しています。リーマンショックで100年に一度の経済危機と言われてきましたが、日本が直面しているのは、100年に一度の人材不足です。こちらのほうがよほど深刻です。しかし待っていても、リーダーはやって来ません。私たちがリーダーを育成しなくてはならないのです。
 そして二番目。
 今、日本の政治から言葉が力を失っている。リーダーにとって一番重要な資質は言葉を操る能力であり、人を説得する能力であり、人とコミュニケーションする能力です。ところが、政治が言葉の力を失い、コミュニケーション能力を失った。
 同じ日本国内の与党と野党ですらコミュニケーションできないような国が、国際政治の場でアメリカや中国相手に外交のコミュニケーションができるわけがありません。
 なぜ日本の政治家はこれほど小粒になり、言葉の力を失い、コミュニケーション能力を失ったのでしようか。理由は簡単だと思います。私たちがそうだからです。私たちが小粒になり、言葉の力を失い、コミュニケーション能力を失ったからです。リーダーが凡庸な国は国民が凡庸なのです。政治家は我々の鏡にすぎません。我々の質が下がっていることを自覚しなくてはなりません。
 日本は短期的には東日本大震災の衝撃から立ち直らなくてはなりません。中期的には2012年の国際社会の激変を乗り越えなくてはなりません。そして、長期的にはリーダーを育成し、政治に言葉とコミュニケーション能力を取り戻し、地方の分権を大胆に進めなくてはなりません。
 2050年の日本は人口が1億人を切っているかもしれません。もはや世界第6位程度の経済力しかないかもしれません。しかし、この37万平方キロメートルの国土に1億人の人口を擁し、世界6位の経済力を持っていれば、日本は立派な大国なんです。
 未来に対して私たちは決して楽観的にはなれないけれども、悲観的にはなってはなりません。それらが私たちの課題であると思います。

※この記事は平成23年5月20日の講演を要約したものです。
文責 (社)中川法人会
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